それについては後ほど。

あにめとか日々のゆるゆるめも。

2018年に読んだ本

あけましておめでとうございます。
前回から歩く会・群馬編とか新PC買ったとかもあったのだけど
書こう書こうと思っているうちにまたすっかり放置してました。はい、いつもです!
とりあえず年末年始は首と肩と背中が痛いです!
そんな感じでコンゴトモヨロシク…

2018年は途中で海外ドラマに嵌ったりしてたので、読メに登録した以外にコミックもあったけどそれすら量が減ったよね
もう積読本が増える増える…少しづつ消化したりしなかったりしてます

++++
2018年の読書メーター
読んだ本の数:23冊
読んだページ数:9147ページ
ナイス数:371ナイス
https://bookmeter.com/users/14174/summary/yearly

さよなら神様
■さよなら神様
前作未読、初麻耶雄嵩。各章冒頭で犯人の名前が神様の鈴木から告げられる。それを確かめるために動き出す久遠小探偵団と設定は面白い。小学生にする意味があったのか…は置いておいて主人公の淳がどうにも好きになれなかった。男の成りをし粗暴な言葉を使いながらも一番女子に嫌われるタイプの女になってるのが(作者的にわざとなのかもしれないが)受け付けなかった。鈴木の言葉を悪意と捉え結局は全て市部に操られていたのかと思うと実にぞっとする。それを良しと受け入れてしまうラストも後味悪すぎた…こういう作品は苦手かも。
読了日:12月25日 著者:麻耶 雄嵩
https://bookmeter.com/books/8197351

日曜の午後はミステリ作家とお茶を (創元推理文庫)
■日曜の午後はミステリ作家とお茶を (創元推理文庫)
登場人物は各話で多々出てくるが、基本的にはシャンクスとコーラ周りの友人たちばかりなので片仮名人名覚えるの苦手でも何とかなるw 本格や二転三転する濃厚なミステリーに疲れた時に少しづつ読める短編コージーミステリーはありがたい。著者よりひとことが合間に挟まれるのも楽しい。
読了日:12月07日 著者:ロバート・ロプレスティ
https://bookmeter.com/books/12788300

そしてミランダを殺す (創元推理文庫)
■そしてミランダを殺す (創元推理文庫)
海外作品は何を選べば良いのかわからずクリスティ以外ほぼ読む機会もなかったがこれは読みやすくとても面白かった!見知らぬ男女の出会いと妻殺し計画、このまま二人の関係も進むのかと思いきや第二部からが本番。リリーの道徳観は独特だけど彼女なりの潔癖さも感じられて、無事逃げ切って欲しいと願いたくなる魅力がある。思った以上にミランダが悪女だったなあ。最後の父親からの手紙にリリーはどう感じたのか…”何があろうと”の一言は深い。予想外の展開と絡み合う人物関係にハラハラしながら終始楽しめた。
読了日:11月11日 著者:ピーター・スワンソン
https://bookmeter.com/books/12593222

陰陽師 鳳凰ノ巻 (文春文庫)
陰陽師 太極ノ巻 (文春文庫)
呪の話をするなと博雅に言われるのに結局呪の話になる晴明。露子姫が再登場したのが嬉しかった。
読了日:10月27日 著者:夢枕 獏
https://bookmeter.com/books/562737

dele (角川文庫)
■dele ディーリー
ドラマがとても良かったのでこちらも読んでみた。死後に遺したくないデータを消去してくれる会社dele.LIFE。そんな仕事が実在するかはさておきデジタル社会となった現代ならではの発想だ。淡々と職務を遂行する圭司と情に厚く人懐っこい祐太郎のコンビも良く、依頼者のデータからその人物像や周りの環境が見えてくるのも面白い。ただそれを知った二人が大きく介入することが出来ない(しない)のが時にはもどかしくも切ない。「シークレット・ガーデン」や「ロスト・メモリーズ」の成功者の真の姿には何とも言えない寂しさがあった。
読了日:10月22日 著者:本多 孝好
https://bookmeter.com/books/11961720

キノの旅 (5) the Beautiful World (電撃文庫)
キノの旅 (5) the Beautiful World (電撃文庫)
「病気の国」が特に印象的だった。イナーシャが回復したら真実を知るのだろうか。仄かな恋心を抱いていると思われるだけに何とも言えない気持ちになる。最初と最後を「夕日の中でa・b」で挟んだのは粋な構成。
読了日:09月15日 著者:時雨沢 恵一
https://bookmeter.com/books/572011

水晶のピラミッド (講談社文庫)
■水晶のピラミッド (講談社文庫)
前半の古代エジプトタイタニック号の話が延々続き読み進むのに大分苦労した。そして模型を使った実験にまんまと信じ込まされたwディッカとミクルの悲恋が映画アイーダ’87の下敷きになっていると思われるが指輪がレオナに渡ったのも何か運命的な意味があったのだろうか…?
今作はレオナへの頻繁な賞賛描写がくどく若干辟易したけど、彼女の必死すぎるアピールにもなびかない御手洗をホモなの?という直球には笑った。最後の別離のシーンは切なく少し優しくて二人の今生の別れでないことを祈りたい。
読了日:09月07日 著者:島田 荘司
https://bookmeter.com/books/565417

黒猫館の殺人〈新装改訂版〉 (講談社文庫)
黒猫館の殺人〈新装改訂版〉 (講談社文庫)
鮎田老人の正体やどじすんが何を指しているかは調べたら何となくわかったけど館の謎まではわからなかった。見取り図が提示されていることで、本文と見比べながら右左の違和感も脳内変換され余計に惑わされた気がする。密室トリックやレナの事件の真相はあっけなすぎて少々肩透かしを食らった。
読了日:08月10日 著者:綾辻 行人
https://bookmeter.com/books/7856970

邪悪の家(ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)
■邪悪の家(ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)
誰も彼もが疑わしく見えていたが終わってみればシンプルな事件だった。何気ない会話や見方の違いなど上手く仕掛けてある。非常に読みやすい作品だった。
読了日:07月14日 著者:アガサ・クリスティー
https://bookmeter.com/books/1994345

暗闇坂の人喰いの木 (講談社文庫)
暗闇坂の人喰いの木 (講談社文庫)
木や石など古くから在る自然物に対して人は畏れを抱く。しかも曰く付きのある土地なら尚更だ。人喰いと噂される大楠の表現がなかなか怖い。石岡くんは妄信して怖がりすぎだけど。これでもかというほど陰惨な事件や出来事が起こった割に真犯人のインパクトが薄い…奇抜なトリック(偶然の賜物の部分が大きいのだけど)より体力あるなあ!とそこに感心してしまった。全てを即座に明らかにしなかった御手洗の優しさが沁みる。最後まで大楠に泣いて縋ったレオナの所だけわからなかった。
読了日:06月12日 著者:島田 荘司
https://bookmeter.com/books/575263

明治断頭台  山田風太郎ベストコレクション (角川文庫)
■明治断頭台 山田風太郎ベストコレクション (角川文庫)
タイトルと初めの邏卒の話で怖い(猟奇的、残忍な)内容かと思っていたが明治初期を舞台にしたミステリだった。毎回事件を調べるが結局わからずエスメラルダの口寄せで謎解きの流れと、カタコトの読みにくさwに何度か挫折しかけたが、最終章の急速などんでん返しに感服。その時代ならではの物理トリックも面白く楽しめた。
読了日:05月18日 著者:山田 風太
https://bookmeter.com/books/4955265

時計館の殺人<新装改訂版>(上) (講談社文庫)時計館の殺人<新装改訂版>(下) (講談社文庫)
時計館の殺人<新装改訂版>(下) (講談社文庫)
犯人は何となく予想がついたものの動機やトリックは全くわからなかった。十角館に出てきた江南も事件に巻き込まれ、まさか生き残るだろうとは思っていたけどきちんとした理由があったのね。ある意味運が良かったんだな。古峨倫典氏の思い描いた幻想は多くの犠牲者を出して終焉を迎えたがやはり無関係に殺された人たちが報われない…島田と江南と回復した福西が再び楽しい時間を過ごせるといいなあと願うばかりだ。
読了日:04月22日 著者:綾辻 行人
https://bookmeter.com/books/4965693

時計館の殺人<新装改訂版>(上) (講談社文庫)
読了日:04月22日 著者:綾辻 行人
https://bookmeter.com/books/4965689

キノの旅 (4) The Beautiful World (電撃文庫)
読了日:04月05日 著者:時雨沢 恵一
https://bookmeter.com/books/579445

■青列車の秘密 (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)
読了日:04月04日 著者:アガサ・クリスティー
https://bookmeter.com/books/547219

誰か―Somebody (文春文庫)
■誰か―Somebody (文春文庫)
ドラマ版を先に観ていたので主人公が小泉孝太郎で脳内再生されながら読んだ。義父の運転手だった梶田氏の死の真相を探っていくが最終的にはやり切れない悲しい結末だった。聡美が悪いわけではない杉村が悪いわけでもない。ただ怯えていた真相を確定させることが怖かったのだ。杉村の母親の「人間てのは、誰だってね、相手がいちばん言われたくないと思っていることを言う口を持ってるんだ」という教えはまさに人が持つ毒だ。涙が出て止まらなかった。
読了日:03月19日 著者:宮部 みゆき
https://bookmeter.com/books/578563

御手洗潔のダンス (講談社文庫)
読了日:03月03日 著者:島田 荘司
https://bookmeter.com/books/565415

異邦の騎士 改訂完全版
■異邦の騎士 改訂完全版
記憶喪失の男、石川敬介が過去の自分を知りたいが良子とのささやかな幸せも手放したくないと苦しみ、いつ殺人事件が起こるのかと身構えていたがこれは壮大な恋愛小説だ!巧妙に仕掛けられた罠にまんまと嵌りもがき操られていく彼の姿は必死さ純粋さが伝わってきたし、病室での良子との別れは涙が止まらなかった。薄々石岡くんかなあと思ってはいたが、最後に名前がわかった場面で安堵と同時に「疾走する死者」で御手洗のギター演奏に泣いていた石岡くんの姿を思い出し納得。鉄の馬に跨り石岡くんの危機に颯爽と現れた御手洗がただただかっこいい。
読了日:02月25日 著者:島田 荘司
https://bookmeter.com/books/577675

人形館の殺人 <新装改訂版> (講談社文庫)
人形館の殺人 (講談社文庫)
館シリーズとしては異色だが読み応え十分。犯人は多重人格だとすぐにわかったが、飛龍想一が島田潔まで演じているとは思わなかった。島田との電話のやり取りは全て頭の中だけで行われていた事実に驚き。架場がなかなか有能だったので、実は名前を騙った島田なのではないかと考えたりもしたけど違ってた。刑事と知り合いだったりと何者なのだろう?最後の締め方を見るとやはり復讐だったのかな…。
読了日:02月17日 著者:綾辻 行人
https://bookmeter.com/books/573863

御手洗潔の挨拶 (講談社文庫)
御手洗潔の挨拶 (講談社文庫)
短編集なのでサクサク読めた。殺人事件が起こらなくても面白い!「紫電改研究保存会」の騙されたけれど後味の良さというか爽快感が好き。「数字錠」での犯人に対する気遣いやプロ級のギター演奏、犬好きなど御手洗の様々な一面が垣間見えて楽しかった。シリーズをもっともっと読みたくなった。
読了日:02月03日 著者:島田 荘司
https://bookmeter.com/books/572104

ビッグ4 (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)
■ビッグ4 (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)
クリスティ本人も模索していた時期の作品らしく今まで読んだポアロ作品とは大分違う印象。短編をひとつの長編に纏めた作品だけあって何度か危機的山場があるが、展開が速く目が滑ってなかなか物語に没頭出来なかった。翻訳の文章も微妙に感じた。個人的にはいつもの感じのが好き。
読了日:01月26日 著者:アガサ・クリスティー
https://bookmeter.com/books/547218

陰陽師 龍笛ノ巻
読了日:01月12日 著者:夢枕 獏
https://bookmeter.com/books/564892

改訂完全版 斜め屋敷の犯罪 (講談社文庫)
■改訂完全版 斜め屋敷の犯罪 (講談社文庫)
途中で犯人に中りはついたが動機とトリックがわからなかった。動機に関しては解決編に入ってからでないと明かされないので仕方ないにしても、犯行手口は大胆かつ大仕掛けでいやはやすごい執念だ。なかなか御手洗たちが出て来ず地元刑事たちだけであーでもないこーでもないとやっているのを見ながら まだ?御手洗いつ出るの?と出番が待ち遠しかった。英子とクミの口論の場面で怯える石岡くんと御手洗が今回とてもかわいらしいw
読了日:01月05日 著者:島田 荘司
https://bookmeter.com/books/10128752


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